キャッシングの知識

返済できない!消費者金融の取り立ては?滞納回避の方法は?

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消費者金融の取り立て

「あ!今月の返済忘れてた!お金もないよ、どうしよう…」

こんな時、怖いから、払えないから、と放っておいたらどうなるか知ってますか?

現在では、昔のように「電話でおどされたり、ヤクザっぽい人が取り立てにやってくる」ようなことはありませんが、放置すればするほど状況は悪くなっていきます。

このページでは、消費者金融で返済を滞納した場合、どんな督促や取り立てが実際におこなわれているのか、そして最終的にどんな事態になってしまうのかを具体的に解説していきます。

また、どうしても返済がキビシイときのための「延滞事故を回避する対処法」までご用意しています。読んで損はありません。

「自分は大丈夫!」という人ほど、何かあった時にすぐ対応が出来ず、状況が悪化することが多いもの。他人事と思わず、「もしもの時」に備えましょう!

消費者金融で滞納するとどうなる?取り立ての方法は?

キャッシングローン(カードローン)の督促・回収の方法は金融機関によって違いますが、色々な情報からまとめた「一般的な督促の流れ」をご紹介します。

第一段階:まずは携帯電話に督促

電話で取立

未払いがあった場合、まずは滞納者の携帯に催促の電話がかかってきます。

「何日遅れたら電話がくるの?」と聞いてくる方も多いのですが、驚くなかれ、早い会社ではなんと約定返済日の翌日にはかかってきます(笑)。向こうはコンピューターで返済を管理していますので、1日でも支払いが遅れたら「即」対応ができるようになっています。初回は女性スタッフが対応することが多いですね。

この時点で連絡がつき、「いつまでに返済できるか」という回答がもらえれば、約束の日までは督促をおこないません。ほとんどの人は「うっかり忘れてた」「忙しくていけなかった」程度の軽い遅延ですので、この段階で支払いされるケースが多いです。

もし約束までに支払いがなかった、連絡を無視された、となった場合、次は回収担当の男性社員にバトンタッチ。本格的な督促が始まります。

もちろん、声を荒げたり乱暴な言葉で取り立てをしたり、という行為は法律で禁止されていますので、対応はあくまで丁寧です。基本的には最初と同じように「いつなら支払えるか」という聞き取りをおこない、反応が悪いようだと「このままだと法的措置をとることになってしまうので…」とさりげなくプレッシャーをかける程度に止めておきます。

また、携帯電話に連絡が取れない場合は自宅にかかってくることもあります。

電話をかける頻度は、連絡がつかない場合には毎日、ゆるくても2、3日おきに、1日3回以内を目処にかけてきます。

ピンチくん
返済日の翌日にはかかってくるって、マジ!?

キャッシー
会社によって1〜2日の差はあるけど、マジよ。しかも、1日でも遅れたら、遅延損害金も日割りで発生しちゃうから、うっかり延滞には十分注意してね。

第二段階:電話でダメなら手紙で督促

手紙で取立

こうして電話をかけても全く連絡が取れなかったり、返済がおこなわれなかったりすると、今度は「手紙」が自宅宛に郵送されてきます。ほとんどの金融会社では、返済期日の1週間後を目処に文書の送付をおこなうようです。

中には「返済が○日遅れています。現在の金額は○○円です。○日までに支払ってください。返済されないと、法的措置に移りますよ」といった内容が書いてあります。

だいたい1〜3週間に一度ほどの頻度で手紙を送り、反応を待ちます。

ピンチくん
怖いな〜。家族と同居してたら、手紙がきた時点で借金がばれちゃうじゃん!

キャッシー
基本は本人以外に内容が知られないよう、封筒に金融会社の名前は書かないなどの配慮はしてくれるわ。ただ、放っておいて頻繁に手紙がくるようになると怪しまれるかもね。

場合によっては勤務先へ電話が…

補足

現在の貸金業法では「正当な理由なく勤務先へ電話したり訪問したりすること」を禁止していますので、ほとんどのケースでは本人の携帯電話か、家電への連絡にとどめられます。

ただし、携帯や家電でも全く連絡が取れない場合は別。金融会社にもよりますが、どうしても連絡がつかなければ職場へ電話する、ということもあります。

もちろん在籍確認と同様に会社名や用件は本人以外に話しませんが、何回も続けば職場バレするリスクも高くなります。借入れ先からの電話は放置せず、早い段階できちんと対処するようにしましょう。

第三段階:それでもダメなら自宅へ訪問も

ここまでやっても支払いがされない場合、仕方なく自宅へ訪問するケースもあります※。貸金業法で無理な取立ては禁じられていますので、ドラマや漫画のようにピンポンを鳴らしまくったり、ドアをドンドン叩いたり、大勢で怒鳴り込むような真似はもちろんしません(笑)。

※現在、大手の消費者金融では、自宅訪問は原則としておこなわないところが多いようです。

交渉はいたって平和的です。訪問しても、拒否をされれば強制できません。まずはきちんと話し合いの許可を得た上で返済計画書などの書類を提示し、「どういう風に返済をしていくか」といった建設的な話し合いをしていきます。合意ができれば念書を交わすこともあります。督促ができる時間帯は夜9時まで決められており、この時間以降に督促行為をすることはできませんから、不在などで応答してもらえなければおとなしく帰ります。もし家族が出た場合にも、会社名や用件は言いません(銀行の場合は名乗る場合もあるようです。ただし、用件は本人以外に言いません)。このあたりのごまかし方は、回収担当者の腕の見せ所ですね(笑)。

第四段階:法的措置で一括請求や給与の差し押さえも!?

裁判で取立

携帯に電話してもダメ、手紙を送ってもダメ、自宅へ電話や訪問をしてもダメ…ということになると、消費者金融側も本気を出すしかありません。

そう、「法的手続き」です。

ほとんどの場合、返済日から3ヶ月経過した時点で「一括返済請求」の手続きがされます。

裁判所を通して「支払い督促申立書」という文書を送り、残りの借金を一括で支払ってください、という意思表示をするのです。ただし、何の言い訳も聞かず即支払えというわけではなく、2週間以内に異議申し立てをすれば、和解に向けた話し合いをするという道も残されています。ここが穏便に解決できる最後のチャンスですね。

これすら無視を続けるようだと、裁判所に「一括返済に同意した」とみなされ、最終的には強制執行で給料や財産の差し押さえがおこなわれてしまいます。こうなると家族バレ、職場バレはまぬがれません。このまま自己破産にいたる人も多いです。

ここまでくるケースは本当に少ないですが、3ヶ月って案外あっと言う間です。滞納が3ヶ月に及べば、信用情報には「異動(金融事故)」としてデータが掲載され、ブラックリスト入り決定です。返済の遅れは引き伸ばさず、早急に対処すべし、ですね。

一か所だけ払って破産は無理!?

補足

時々、取り立てが厳しい一部の金融会社や、親族や友人からの借金を優先して返済し、払いきれない他の債務を自己破産で免れようとする人がいますが、実はこれ、NGです。

自己破産には裁判所の免責許可が必要ですが、一部悪質な借り入れや税金など、自己破産が認められない「免責不許可事項」があり、「一部にだけ払って破産」もこれに該当します。

払うなら残債に応じてすべての債権者に平等に返済をしないとダメ、ということですね。返済ができなくなってくると自己破産を含めた債務整理も視野に入れていかなければいけません。心情的な問題から親族や知人には先に払いたくなるものですが、もしバレたら自己破産はできなくなるかもしれない、ということは頭に入れておきましょう。

消費者金融の取り立て今昔物語

あの大手消費者金融もかつては…

取立の過去

かつて消費者金融が「サラ金」として利息制限法以上の高利で融資をおこなっていた頃、その取り立て方法も大きな社会問題になっていました。

執拗に電話をかける、職場や自宅に複数人で押しかける、言葉や態度でおどす、家族に返済を迫る…などなど。

追い詰められた結果、債務者が行き着く先は夜逃げか自殺。夜逃げならまだ良いほうですが、当時は多重債務者の借金苦による自殺が非常に多かったのです。「ヤミ金などのヤバい会社から借りていた」人だけではなく、聞けば誰でも知っているような超大手消費者金融でも、かなりギリギリな取り立て行為が一部でおこなわれていました。

さらに当時の消費者金融は、「消費者団体信用保険」という保険に契約者を加入させ、もし契約者が死亡した際には、消費者金融が残債分の保険金を受け取る、というシステムをとっていました。住宅ローンの団体信用保険と同じようなものですね。

ところがこの消費者団体信用保険、契約者にろくな説明もせず、ほぼ「無断で」かけていたケースが次々と発覚し、大きな問題となりました。消費者金融側はもちろん「文書で同意をもらっていた」「借り入れを簡単にし、万が一のことがあっても遺族に迷惑をかけないための措置」だと反論しましたが、消費者金融側が保険金を受け取った案件を調査していくと、少なく見積もっても約1〜2割が「自殺者」であったと見られ、それまでの「暴利での貸付・執拗な取り立て」イメージも相まって社会的な評価は暴落。金融庁もこれを問題視し、2006年、生命保険会社に対し、大幅な対応改善を求める指導をおこないました。

このような社会的背景にともない、大手消費者金融は次々に団体信用保険を解約し、以降の扱いを取りやめることになったのです。

貸金業法の改正により、ほとんどの行為が違法に

この2006年〜2010年あたりというのは、貸金業者にとって大きなターニングポイントです。生命保険の件以外にも貸金業法の大規模な改正があり、貸金業者は大幅な経営転換を余儀なくされることになりました。2006年以前の消費者金融と現在の消費者金融は、全くの「別物」と言っても間違いではないでしょう。

主な改正内容としては、利息制限法以上での貸付の禁止や、年収の1/3までしか融資できない「総量規制」が真っ先にあげられますが、中には「取り立て行為の規制(貸金業法21条1項)」も盛り込まれており、ギチギチに取り立て行為が制限されるようになりました。これにより貸金業者の回収方法はがらっと変わることになります。

ざっくり説明するとこんな感じです。

暴力はもちろん、暴言や脅しと取れるような取り立てはおこなってはいけない
夜9時〜朝8時までの間は、いかなる方法でも督促行為をおこなってはいけない
1日に何度も督促行為をおこない、業務や私生活に影響を及ぼしてはいけない
正当な理由なく、勤務先などに電話したり、訪問したりしてはいけない
債務者に「帰れ」と言われたのに帰らず居座ってはいけない
債務者本人以外に借り入れに関する事実を知られるような行為をしてはいけない
本人以外に返済や返済に関する協力を求めてはいけない
債務に関して契約者が弁護士などの代理人を立て、文書によってその通知を受けたあとは、(延滞中であっても)契約者に督促などの取立て行為をおこなってはいけない

もちろんほとんどは常識の範囲内での督促でしたが、一部では上に書いたような乱暴な取り立ても行われていました。某大手消費者金融の恫喝行為が問題になり、裁判沙汰になった例もありましたね。

現在では、声を荒げたり、本人以外に借金に関する情報を漏らした時点で即アウトですから、とにかく対応は「ソフト」です。ソフトに、優〜しく、違反にならないギリギリの回数、タイミングで督促をおこなうようになっています(笑)。

こうなると、回収できないケースも当然多くなってきます。したがって、大手消費者金融では、昔より審査や融資額の設定を厳しくすることで、貸付リスクを下げています。昔はかなりの「ブラック」でも簡単に貸してくれましたが、現在、大手ではまず相手にされません。金利の大幅な引き下げもあり、顧客の質も重視されるようになったということですね。

今月は返済できない…滞納を防ぐための手段は?

キャッシングしたら、もちろん毎月きちんと返済していくことが第一ですが、「今月は急な出費があってピンチ…返済できない!」ということもありますよね。

では、支払えない状況に陥ったらどうしたら良いのか。長期に渡って返済ができない場合には、専門家に相談し債務整理などを考えなければいけませんが、少しの遅れ程度なら、最小限のダメージで済ませることも可能なんです。

相談して返済日を遅らせてもらう

滞納相談

とにかく延滞は、放置が一番まずいです。「今月支払えないかも…」と思った時点で、すぐに連絡をするのが大切。

向こうも払われないまま逃げられたりすることが一番怖いですから、わりと親切に対応してくれます。もちろん、ただ「払えない」というのではダメです。「こういう理由で期日には間に合わないが、いついつなら払える」といった具体的な返済計画を提示するのが大前提。1ヶ月遅らせる、というのは難しいですが、1週間〜10日程度なら、返済を待ってくれることが多いです。

ピンチくん
待ってくれるっていうのは、相談しておけば督促されないってこと?

キャッシー
そうね。約束した日までは督促せずに様子を見てくれるし、きちんと約束が守られれば、その後の利用に影響はないわ。
ただし、返済日の翌日から遅延損害金は発生してしまうし、返済に遅れが出た事実は信用情報に載ってしまうから、ペナルティはゼロにはならないわね。

利息だけ支払って滞納を防ぐ手も

期日までに全額は払えないけど、なんとか信用情報にキズがつかないようにしたい…という場合に有効なのが、「利息だけ払い」です。

毎月の返済金額の中には、元金充当分の他に利息も含まれていますが、このうち利息分だけを支払って、猶予を伸ばしてもらうという手法です。もちろん元金はそっくり残りますが、とりあえず利息だけでも支払っていれば、信用情報には事故歴として記録されません(何ヶ月もそのままだと問題ですが…)。

利息だけ払いの例

プロミスで50万円を年率17.8%・返済期間24ヶ月で返済していて、7回目の返済を利息払いにした場合

毎月の返済額…24,913円
7回目の元金充当分…19,113円
7回目の利息充当分…5,800円

●利息の5,800円を支払えば、その月の元金未払いは事故歴としてカウントされない。

※例としてプロミスの返済シミュレーションを使用しましたが、プロミスで必ずこの対応をしてもらえるというわけではありません。

全く払えないわけではない、という人なら、こちらの方法を選択するのがベターですね。ただし、いつまでも引き延しはできません。結局はどこかで元金分を返済しなくてはいけませんから、むやみに「利息払い」をするのではなく、どうしても今回はきびしい、という時だけに止めておきましょう。

「もしもの時」を考えるなら大手がベスト

何かあった時の対応に不安があるようなら、選ぶべきは「大手消費者金融」です。

過去に痛い目を見た分、現在の大手はとにかく顧客対応が徹底しています。電話でのやりとりもすべて録音されていますし、法に触れそうな行為は絶対におこないません。少しでも悪い噂が流れれば命取りになる、ということを十分に理解しているのです。

さらに、何らかの事情で返済が難しくなり、任意整理(任意の交渉で、利息をカットし債務を減らしてもらう手続き)をしてもらおうと思っても、体力のない中小金融だと、利息カットに応じてもらえないケースがあります。大手の場合は向こう側の弁護士も確かに強いですが、引き際も心得ています。一旦話し合いのテーブルにつけば、よほどのことがない限り、大きく揉めることはそうありません。

だからと言って、滞納を前提で借りようと思ってもダメですよ。あちらもプロですから、「返済に問題が出そうな人」は初めから弾くように審査しています。何らかの金融事故を起こしている人はまず大手では引き受けませんし、もし借りれても、金額は最低限におさえられます。貸金業者の融資ノウハウをなめてはいけません。

まとめ

ここまでの情報をまとめました。

返済が遅れると、返済日の翌日から電話、手紙、法的手続きと対応が進んでいく
3ヶ月放置すると一括返済や給与・財産の差押さえの可能性も。また、金融事故としてブラックリスト入りしてしまう。
2006年の貸金業法大改正で乱暴な取り立て行為は禁止され、契約者に有利になった
返済が難しい時には、まず連絡をして相談をすることが大切
返済日を遅らせてもらう方法(ただし遅延損害金は発生)と、利息だけ払って延滞を回避する方法がある

ピンチくん
取り立ては昔よりソフトになったけど、放っておけば結局は怖いことになるってことだね。

キャッシー
そうね。よほどヤバい闇金でなければ「ウシジマ君」みたいなことにはならないけど、裁判で強制執行なんてことになったらやっぱり社会的なダメージは大きいから、借り入れと返済は計画的におこなうことが大切ね。

(文:いなば

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